毎月の不調を生理前という一言で片付けるのは無理がある

生理前という言葉の便利さと不足感を憂うエッセイ。

 

頭が「バグる」時がある。

私にとって「バグる」とはどういう状態かというと、無感情のくせにネガティブな振り幅は異常に大きい状態だ。

楽しみはなくなり、全てのことが面倒になり、夢や希望は消え失せる。

 

私はこのバグが毎月1週間〜2日間ほど訪れる。

バグ期間は全ての活動レベルが下がり、食欲はまばらになり睡眠期間はグッと増える。

バグ期間とは、いわゆる生理前のことだ。

 

私は生理前に時々バグるのだ。

 

ただそれだけだ。それだけのことだが、私は毎回このバグに惑わされ、落ち込み、目標を見失う。それに、周りの人にも迷惑をかける。

毎月、このような状態になっているのに「生理前」と一言で片付けるのは納得がいかない。

 

ただ生理前というだけで、こんなにも精神が振り回されることに対して、納得ができない。

 

この手の問題は「PMS 」だの「ホルモンバランスの乱れが原因」だので片付けられ、改善策に生活習慣の改善やストレス解消といったボヤーッとしたものを勧められる。

 

でも、この解決策で生理前の不調が改善された人がどれくらいいるのだろう。

 

 

少なくとも、私の周りにはいない。

 

 

 

布ナプキンや、ピルの服用、食生活の改善や運動、色んな改善策を試してはみんな口を揃えて「だいぶマシになった」と言う。

 

 

 

「だいぶマシ」は、不調が綺麗さっぱりなくなった人の言葉ではない。「だいぶマシ」になっただけなのだ。

 

 

そもそも生理前の症状は女同士でも理解し合えない場合が多い。

 

 

こうなると余計に訳がわからない。

 

 

子宮の内膜が剥がれることで、お腹が痛くなるのは理解できる。腰に負担がかかったり貧血を起こすのもまだ理解ができる。

 

それに加えて、なぜ精神的な不調まで引き起こすのか。

 

 

 

生理にはデトックスの作用があるだの、月に1回のお掃除だのという話がある。その説は私も納得している。そのデトックス作用で感情や精神的な乱れもデトックスされるのだろう。

 

それもまあ分かる。

 

ん?なんか分かってきたぞ。

 

生理では心も体も浄化されるから、悪いものが出てくる途中で表面に現れるんだな。

 

よし、そこは分かった。

 

でも、そうなったら男の人ってどうなるんだろう?

毎月の浄化ないやん。悪いの溜まるばっかやん。大丈夫なん?

 

こう考え出すと、やっぱり分からない。

女の体って一体どうなっているんだろう。

 

定期的な精神と体の不調は一体何のためなんだろう。

 

やっぱり私は、このバグ期間をただの「生理前」という一言で片付けられないのだ。

めぐれん

めぐれん

1990生まれ